東京2020オリンピック

卓球で初の金メダル!”みまじゅん”ペアの絆、謎の中国応援団にも勝つ!

7月26日、東京体育館で、初開催の種目「卓球混合ダブルス」で”水谷隼・伊藤美誠ペア“が、日本史上初の卓球で金メダルを獲得。

「卓球」が五輪競技になった’88年のソウルオリンピックから、卓球大国の中国に全敗してきた日本が、中国を破っての、初の金メダルでした。

謎の中国応援団の声援にも負けずに輝かしい栄光を手にした”みまじゅんペア”の、選手の絆に迫ります。

水谷隼選手と伊藤美誠選手が培ってきた幼少期からの信頼関係

水谷隼

1989年6月9日、静岡県磐田市生まれ。

5歳から卓球を始める。

中学2年の時に、ドイツ留学。

2016年リオデジャネイロ五輪で、団体で銀メダル、日本人初の男子シングルスでの銅メダル獲得。

東京オリンピック2020では、新種目となる混合ダブルスで、伊藤美誠選手とペアを組み、見事、金メダルを手にしました。

現在は、木下グループ所属。

伊藤美誠

2000年10月21日、静岡県磐田市生まれ。

2歳から卓球を始める。

2016年リオデジャネイロ五輪、団体戦で史上最年少の15歳で、銅メダル獲得。

世界ランク2位。

東京オリンピック2020では、新種目の混合ダブルスで、水谷隼選手とペアを組み、見事金メダルを獲得。

現在は、「スターツ」所属。

二人は、同じ出身地で、家も近所でした。

水谷隼選手の父、信雄さん、と母、万記子さんが設立した「豊田町卓球スポーツ少年団」で、コーチをしていたお父さんのもと、一緒に練習に励んでいた幼馴染。

なんと、伊藤美誠選手は一日、6時間も練習に励んでいたといいます。

仲の良い年の離れた兄妹のようだと(12差)、お互いに感じていたようです。

二人のお互いを評したコメントがこちら。

伊藤美誠選手

  • 「気付けばお兄ちゃんみたいな感じ。実家に帰るより先に、私の家に来て遊んでいた。」

水谷隼選手

  • 「日課みたいに行っていた。ガキだと思っていたのに、こんなに強くなるなんて。」

伊藤美誠選手は、先を行くお兄ちゃん選手の後ろを必死に追いかけていたようです。

幼い頃の二人の仲の良さそうな写真も。

可愛いですね。こんな頃もあったんですね!

水谷隼・伊藤美誠ペアの16年もの絆が想像できます。

優勝が決まった瞬間、水谷隼選手が伊藤美誠選手に思わず抱きついてしまった時、

伊藤美誠選手に「痛い!」

という感じではねのけられて、

「ちょっとツラかった。」

と白状していたのも、仲が良いからこその表現ですね。

金メダルへの前兆? 占いに後押しされた朝

混合ダブルスの試合当日の朝の民放の「スッキりす誕生月占い」で、

“やる事がスムーズに終えられそうな幸運日。集中力も高まる”

と出たらしく、

「俺へのメッセージにしか聞こえなくて、行けそうな気がちょっとしてた。」

と、Twitterで打ち明けています。

占いの結果も、金メダルへの後押しになっていたのかもしれません!

謎の中国応援団に負けなかった”みまじゅん”ペア

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、今回の東京オリンピックは全て無観客で行われているのですが、

“みまじゅん”組に対する、中国の許キン、劉詩ブン組への声援が聞こえる?!

試合前から大きな国旗を掲げた20人ほどの集団が、観客席に現れ、中国ペアが得点を撮るたびに大声援を送っていました。

オリンピックに参加している他競技の選手たちや関係者なのでしょうか?

中国ペアは、先に2ゲームを先取していましたが、水谷、伊藤(みまじゅん)ペアに、逆転されて、負けてしまいました。

このニュースは中国で速報で流され、中国メディアは厳しく選手を非難。

けれども中国国民は、全力で戦った選手をねぎらい、SNS上では、温かい言葉が並んでいたといいます。

スポーツの祭典ですから、スポーツマンシップに則った観戦を望んでいますが、大多数の中国国民は、変わってきているようです。

意外だった一部の非常識な声援も、試合に集中していた水谷隼・伊藤美誠ペアには影響はなかったみたいですね。

先に第1、第2ゲームを落としましたが、第3第4第5と連勝。

第6ゲームは取られましたが、第7ゲームは好調なペースで勝ち。

伊藤美誠選手の、

「すんごく嬉しいです。最後まで諦めずにできて、楽しかった。」

との笑顔が印象的でした。

「みまじゅん」ペア、お疲れ様でした!