本格派タイ料理が食べられるお店は、全国にもたくさんあると思いますが、ここ、町田にもありました。
小田急バス、神奈中バスが走る通りの角地に、ちょっと目を引く住宅兼店舗の建物があります。バスの中からでも目に入る、恵まれた立地条件。
今回は、このお店に実際に行ってみて料理を食べた感想を、レポートと共にお伝えしていきます。
「タイ料理×日本料理 GOHAN」お店の紹介
鶴川5丁目にある、鶴川団地中央通り沿いに、2019年3月16日にオープンしました。
お料理する奥様がタイ国籍だそうで、この物件を購入、お店を出されたようです。
中に入ると、全部で15席くらいのテーブル席とカウンター席があります。
店内は、タイ風(?)の飾りがあちこちに。
お水はセルフで用意します。
銀色のウォーターサーバーが異国風。(写真ではゴールドっぽく写ってしまいました)
お水のコップも銀色です。触ると、とってもひんやり。(サーバーもこの色です!)
お昼時に行ったので、2種類のランチメニューから選びました。
「Aランチ」と「Bランチ」があって、
Aランチ………1品料理 825円(税込)(サラダ、ドリンク付)
Bランチ………ご飯ものと麺のセット 1,078円(税込)(サラダ、ドリンク付)
私は、Bランチの
「ガパオライス」と
「クワイティアオナーム」(タイラーメン)
を注文しました。
「タイラーメンにパクチーは入れる?」と聞かれたので、
「無しでお願いします!」と答えました。
食べられない人が多いのか、ちゃんと聞いてくれるんですね。
一緒に行った家族は、
「カオキャップクン」(タイのエビせんべい)と
「パッタイ」(タイ焼きそば)
を注文してました。
ちなみに、
「ランチタイム、ライス食べ放題!」
「夜、ライス200円、大盛りサービス!」
だそうです。
育ち盛り、食べ盛りには嬉しいですね。
店内に飾ってあった色紙にビックリ!
お料理のメニューが壁にたくさん貼られているその中に、一枚の色紙を発見。
よーく見ると、
ラグビー日本代表の「田村優」選手と、オーナー夫妻の写真が!
お知り合いなのでしょうか?
田村選手は、キャノンイーグルスに所属していて、その本拠地が町田にあるそう。
どこかで繋がりがあったかもしれませんね。
ガパオライスとタイラーメンのレビュー
まず来たのは、家族が注文した「カオキャップクン」。
タイの「エビせんべい」です。
油で揚げていて、カリッカリ。直径5~6cmあるので、一口で行けるか、行けないか?
歯で噛むと、パリンッと割れて、エビの香りが広がります。まさにエビせんべい。
ちなみに、こちらが家族が頼んだ「タイ焼きそば」と、サラダ、アイスコーヒー。
ピーナッツの細かく砕いた物がたくさん添えられていました。
家族曰く、そんなに辛くないそうです。
そして、私が頼んだ「ガパオライス」と「タイラーメン」。ドリンクはアップルジュースです。
サラダは、キャベツとニンジンの千切りと、水菜、コーン。
ドレッシングは2種類ある中から、和風しょうゆドレッシングを。
ドレッシングは、日本風だったので、普通に美味しくいただきました。
そして、次にタイラーメンを実食。
鶏挽き肉、ネギ、つみれ(?のような白い練り物)、ピーナッツを砕いたもの(トゥアと言うらしい)、ニンニクと何かを炒めたもの(?) がトッピングされています。
麺は、米粉でできた白い細麺で、つるつると喉越しが良いです。
スープは出汁の味で薄めのあっさりスープ。
店主さんが「タイラーメンに使って。」と置いて行ってくれた4種の調味料ですが、
蓋を開けて中を見てみると、お酢、唐辛子、ラー油のようなものと、白い結晶の粒子状のもの。試しに、ラーメンにかけてみると、ちょっと甘い。
よく分からずに、結局、使わずじまいでした。
後で調べてみると、
タイの食卓には欠かせない調味料だそうで、
- プリックポン(一味唐辛子)…辛み
- ナームターン(砂糖)……甘み
- プリック・ナムソム(酢)……酸味
- ナンプラー(魚醤)…….塩味
それぞれの味を、自分好みに調整して食べるそう。
特に、汁麺のスープなど、薄味のものに良く使うらしいです。(食べる時に店主さんに聞けば良かったと後で後悔しました)
それでも、出汁の風味で、充分おいしかったです!
最後に、ガパオライス。
鶏肉、赤パプリカ、玉ねぎ、バジルの葉?、それにご飯の上に半熟目玉焼きが乗っています。
味は、辛みが少し。辛すぎる事はないので、このくらいが「ガパオライス」っぽい。
目玉焼きにスプーンを入れると、中からトロリと、半熟の黄身が流れ出て来ました。
良い具合の半熟です!
このガパオライスの玉ねぎは、大きめに切ってあるので、
辛さも味わいながら、玉ねぎの柔らかな甘みも感じやすい、バランスがちょうど良いと思いました。
氷入りの「リンゴジュース」も甘くて美味しかったです。
店名にもある「日本料理」はどこに?
看板にも出てる日本料理は一体どこにあるんでしょうか?
店内の貼り紙を見ても、テーブルにあるメニューを見ても、書いてあるのはタイ料理の名前ばかり。
私の日本料理の印象といえば、「焼き魚に味噌汁」、「漬物」、肉じゃがのような「煮物」など、日本に古くからある料理なのですが。
「タイ料理x日本料理GOHAN」と店名にもあるのだから、きっとどこかに日本料理があるはず、と隈なく探して、やっと見つけました。
テーブルの上のメニューの1ページ目、2ページ目にはなく、
ラストの3ページ目に「一品もの」と書かれた箇所があって、
[一品もの]
唐揚げ 418円
餃子 418円
ごはん 220円
フライドポテト 418円
枝豆
の5品を見つけました!
居酒屋にあるようなメニューばかりですが、お客さんのほとんどは「タイ料理」を食べに来られるはずなので、大きな問題はないのでしょう。
「タイ料理x日本料理GOHAN」は、タイ料理がメイン!
お客さんのニーズにあった最高のメニュー、と言えそうです。
このお店のオススメポイントは?
私がぜひオススメしたい箇所は、
- 気軽に食べられる本格派タイ料理
- オーナーご夫妻の気さくなお人柄
の2点です。
食後に会計を済ませ、お店を出て歩き始めた私達に、店主さんが
「お客さん! カサを忘れてますよ!」
と、横断歩道を渡ってわざわざ走って持って来てくれたのです。
気さくで親しみやすい人柄に、お客さんも気軽にお店に足を運べるのだろうと思いました。
また、次回に行った時は、違うメニューを頼んでみようと思います。