町田市、金井ヶ丘にある洋食屋さん、「マ・メゾン」。
フランス語で「私の家」という意味で、その名のとおり、店内は落ち着いた雰囲気に包まれています。
1970年代に創業してから、全国に店舗も増え、バブル期にはデートの定番として、行列ができていたというマ・メゾン。
ここでは、ランチした時の料理のレポートと、お店の雰囲気など、実際に撮った写真と共に詳しくレビューして行きます。
西欧風家庭料理の店「マ・メゾン」鶴川店の紹介
小田急線「鶴川駅」から徒歩約13分。
建物の2階にお店があります。(1階は、中華料理屋さんです。)
駐車場は、中華料理屋さんと共同で36台分あり、充分な広さと思われます。でも、混雑時には中華へ行く人、「マ・メゾン」へ行く人で、ほぼ埋まってしまう事も。
お店に行くには、正面脇の階段から、2階へ上がります。
店内への入口。
中へ入ると、異国っぽい雰囲気です。
シックなソファが真正面に。アンティークっぽいウエィティングスペースです。
ちょうどお昼時だったので、ほぼ満席のようでした。
テラス席を案内されたので、店内を突っ切って行きます。
見回すと、店内のあちこちに、凝った調度品や小物がたくさん飾られていました。
なぜか大型テレビも。(家庭をイメージしている??)
店内を通り過ぎて、外に出ると、テーブルが二つあって、その一つに案内されました。
テラス席の頭上には、小さなオーニングがありましたが、今はわずかに陽が当たっていて、そのうち暑くなるかも。日陰のイスに着席しました。
メニューの中から、
- 日替わりランチ「 チキンソテー〜ベーコンとキノコのクリームソース」
- パン
- 日替わりデザートの「クリームブリュレ」
- ホットコーヒー
を注文。
テラスにはキレイに緑が飾られています。
雨上がりの青空も見えて、気持ち良い。
心配してた日当たり問題ですが、時間が経つにつれて、どんどんと陽が移動して行き、いつの間にかテーブルが日陰になって、クリア!
開放感があって、テラス席も最高です!
片隅に面白い形のオブジェが置かれていました。
テーブルクロスもシックです。
あれ?
どこかで見た事あるなぁと思ったら、
入口のソファの柄と同じ?!
ソファ。
テーブルクロス。
オシャレですね!
ランチしたメニューの食レポ
席に着いてしばらくして、サラダとスープが運ばれてきました。
サラダは、サニーレタス、トマト、レタス、キュウリ、千切りキャベツ。
酸味のあるドレッシングが掛かっていて、さっぱりと美味しく食べられました。
陽気が良くなってくると、生野菜がおいしい!
スープは、ベーコン、ニンジン、大根が見えます。
あとは、玉ねぎも入ってるかも。
乾燥パセリが掛けられています。
スプーンですくって口に運ぶと、
野菜の甘みが舌にやさしい〜
良く煮込まれて ホロホロになった大根が口の中でとろけます。
お皿も青い小さな花模様で揃えられていて、可愛いです。
清楚でシンプルで、私的には家庭っぽい雰囲気がするなぁと思いました。
食べ終わって、しばらくすると、メインが運ばれてきました。
「チキンソテー〜ベーコンときのこのクリームソース」とパン。パンにはマーガリンが添えられています。
クリームソースは大好きなので、まずはソースを一口。
!!!
おいしい!
ニンニクの香りが口に広がって、バターの風味がただ寄ってきて。
これ、私の好きな味だ!
ナイフでチキンを切りながら、ソースをからめていただきます。普段、鶏肉の皮はあまり好みませんが、ソースと一緒だとおいしく食べられます。
ゆでたインゲンに、蒸した皮付きジャガイモ、コーンもたっぷり添えられていて。
クリームソースには、シメジ、白シメジ、ベーコンが入っています。
上に玉ねぎの細切りの素揚げがのっていて、アクセントにパセリのみじん切りが掛けられていました。
スープには、乾燥パセリでしたが、ソテーの上には、生のパセリが使われています。
とろーりクリームソースと柔らかチキンに、揚げた玉ねぎのパリパリ感と、ちょっとした苦味が良いコントラスト。
また食べたい、と思わせる味で大満足です。
お次はパンを。
カットされたパンをちぎって、マーガリンをつけていただきます。
表面は硬くパリパリ、中は柔らかくて、もっちり。
チキンソテーのソースがお皿に少し残っていたので、ソースをからめて食べます。
やっぱりソースは美味しい!
残りはマーガリンで美味しくいただきました。
最後は、コーヒーとデザート。
「クリームブリュレ」です。
ピンク色のアイスと、紫色のマカロンが乗っています。
アイスは、想像通りのイチゴ味で、マカロンは、中のクリームを一口食べてみて納得、ブルーベリーの味でした。
ザラメのような砂糖でできたカラメルをスプーンで力強く突くと、パリッと硬い音がして、砕けます。
硬いカラメルの下は、やわらかいカスタードソースが見えます。ほろ苦い上層部と、ほんのり甘い下層部を一緒に食べると、それぞれ違う食感と味がして、なかなか面白いです。
飾りのミントの葉は、私はいつも食べるので、美味しくいただきました。
口の中がさっぱり!
見るとコーヒーも飲み干した事だし、そろそろお店を出ることにしました。
そして、「お会計の時には、これをお持ちください。」と店員さんが置いて行ったのが
これです。
なんてオシャレな鍵!
レシートが無い理由
なぜ鍵なのか?
マ・メゾンはフランス語で「私の家」。
創業者の寺澤彰規さんは、「お客様はすべて我が家にお招きしたゲスト。ゆっくりとアットホームな環境でくつろいで貰いたい」との思いから、レシートではなく、何か他のものを、と考えたそうです。
「我が家」に「商用」のレシートは似合わないので、
「家」に居るようにリラックスできる何か。
それがきっと「鍵」だったのですね。
お店に対する思い入れの深さ、お客に対するおもてなしの心に、客としては嬉しくなります。
よく見ると、「HOTEL & RESTAURANT」とあります。
お会計の時に、店員さんに聞いてみたところ、
「山梨県にあります。」
との事でした。
マ・メゾンのホテルってどんな所だろう?と気になりました。
「マ・メゾン」のホテルとは?
山梨県にかつて2軒あったマ・メゾンのホテルは、一つが山中湖、一つが西湖にあったのですが、今は、西湖のホテルのみが残っているそうです。(2018年7月、新館リニューアル済)
地元の新鮮な野菜や、港から直送される魚介類、などを使って、
“マ・メゾン自慢の料理だけでなく”、シェフオススメのフランス料理も取り揃えてあるそうです。
※1999年に大手居酒屋店に吸収合併されてから、メニュー内容に変更があったかもしれません
昔馴染みのメニューだけでなく、新しいものも加えて進化していってるようです。
イギリスのアンティーク漂う佇まいで、古くからのファンも多くいるようなので、私も一度、宿泊してみたいと思いました。
「マ・メゾン」鶴川店のオススメポイント
- お店こだわりの味が食べられる(手作りデミグラスソースが自慢との事。次回はぜひ!)
- 内装が、アンティークの民家風
- チキンソテーのベーコンときのこのクリームソース、はオススメです。(個人的に大好きです)
- 山梨県西湖のホテルでは、宿泊と料理が一度に楽しめる
余談ですが、メニューの中に「オンドリア」と言うライスグラタンがあるのですが、
昔は、「メンドリア」もあったそうです!
どんなメニューなのか気になりますね。