町田に20年住んでいますが、初めて訪れた、魅力的なお店を紹介します。
まるで森の中のような雰囲気のカフェで、今までに見た事のない、どこのお店とも違う、唯一の特色を持つ
「ON THE HILL COFFEE」。
ここでは、私が実際に撮った写真を交えながら、お店で癒されたこと、そこで味わった雰囲気を分かりやすくお伝えします。
コーヒーやデザートのレビューも合わせてレポートして行きます!
「ON THE HILL COFFEE」というお店の紹介
オープンは、2015年11月。
最寄駅は、小田急多摩線の「黒川駅」。
名前の通り、そこから歩いて8分ほどの小高い丘に、お店があります。
駐車場が空いているのをお店に確認して、車で行ったのですが、最初は入る道がわからず通り過ぎてしまったほど、けっこう細い道を曲がります。
ここ、曲がって良いの?
と心配になるくらいの道を入ってすぐ、丘の上の大きな木が見えました。
看板を発見して、ほっと安心。
駐車場に車を停めて、周りを見回すと、今いる場所もそこそこ高い場所ですが、ここからさらに階段を登った上に、どうやらお店があるようです。
お店の入り口に着きました。
でも。
私は左手に広がる庭に惹きつけられました。
緑が広がるスペースに、見つけたのは。
おもしろいプレート!!
ユーモアたっぷりで思わずクスッと笑ってしまいます。
すぐそばの木に、キジバトの姿を見かけましたが、写真を撮ろうとしてスマホを向けると、さっと飛び立って行ってしまいました。残念。
その方向の木の上に、巣箱を発見。
年季が入っていて、いかにも使ってます感がハンパないですが、期待して注意深く観察しましたが、今は使われている様子は伺えませんでした。
他にも、バードバスや、
鳥の餌台、でしょうか?
オシャレなデザインです。
庭には色んな木が植えられていて、なんだかほっとする風景。
一通り庭も堪能したので、そろそろお店に入りましょうか。
お店の入り口横には、ガーデンデッキがあります。
「いらっしゃいませ。」
入り口を入ってすぐに、カウンターがあり、まずそこで注文するのだそう。
「COFFEE」の名前があらわすように、コーヒーの種類がたくさんメニューに書かれてありました。
初めてなので、オーナーさんが説明してくれます。
「全てドリップで、薄めで酸味が好みの方は、はるひ野ブレンドかこちらを。
酸味がなくて、コクが好きな方は黒川ブレンドがおすすめです。」
他にも、ラテなど目に入りましたが、私は酸味の少ない「黒川ブレンド」を頼みました。
横に、ケーキが数種類あるメニューもあり、「チーズケーキ」を注文。
注文したメニュー
- 黒川ブレンド ¥470(税込)
- チーズケーキ ¥390(税込)
その場で支払いを済ませて、
「お好きな席にどうぞ。」
とのオーナーさんの言葉に、キョロキョロと見回して、大きなテラス窓の前の大きめのテーブルに着きました。外の木々が眺められるし、開放感があってとても気に入ったから。
お客さん第一号だったので、本当に好きな場所を選ばさせていただきましたが、後でわかるのですが、これが大正解!
店内をぐるりと観察します。
大きめの窓から横のデッキが見えました。
テラス窓からはお店の庭が。
テーブルの上には、季節の花、紫陽花が飾られています。
店内は、カジュアルな雰囲気です。
とても個性的な時計が。
お店のブログにこの時計のことが載っていました。
サンバースト・クロック
太陽の輝きをモチーフにした時計のことで、1940〜1960年の代表的なインテリアのスタイル。
ここに掛けられているのは、1950年代のヴィンテージのもの。
だそうです。
けっこう古い年代の貴重なものだったんですね。
こちらの壁には、イラストの額が飾られていました。
近づいて見てみると、
「ノーマン・ロックウェル」とサインが見えました。
私の好きな画家さんです!
アメリカの画家兼イラストレーターさんで、庶民の何気ない日常を描いていて、ちょっとユーモアを交えながら、繊細なタッチで表現する人です。
天井からオシャレなライトが下がっています。
あちこちに見えるチョークアートの数々。
店内から裏山が見えるカウンター席の
すぐ横の壁一面にあるチョークアートの野鳥図鑑。
裏山や庭先にやってくる鳥たちの図鑑だそうです。
ステキですね。
コーヒーとケーキのレビュー
「黒川ブレンド」と「チーズケーキ」をオーナーさんが持って来てくれました。
淡いピンクのマグカップがステキです。私はピンク色が好きなので、ラッキー、と思いました。
ミルクと砂糖も素朴でおしゃれです。
砂糖の包み紙を開けると、中に角砂糖がふたつ入っていて、せっかくなので二つ使わせていただきました。
カップのフチに、小鳥の、たぶんシジュウカラ? のシルエットが描かれています。
オシャレだなぁ、と思いながら、一口飲んでみました。
まろやかでコクもあり、飲みやすい。
私はコーヒーにあまり詳しくありませんが、オーナーさんのおっしゃる通り、酸味もなく、美味しく飲めます。
大きな窓の向こうには、木々の緑が揺れていて、鳥の鳴き声を聴きながら、コーヒーを飲む。
まるで森の中でくつろいでるような、とっても贅沢な時間。
自家製のチーズケーキも、コクがあって美味しい。
ブルーベリーの実が3粒。これも自家製のジャムかな? と思いながら食しました。甘酸っぱくて美味しかったです。
コーヒーを飲み進めていくと、さっきの絵柄がはっきりと見えてきました。
お店のロゴマーク!
このお店にしっくり来るピッタリな絵柄ですね。
このカップ&ソーサーは美濃焼で、全部で11色あるようです。店内の一角で販売されていました。
8オンスは240cc。6オンスは180cc。
気分を変えて、自宅でオリジナルカップでコーヒーを飲むのも良いかもしれませんね。
コーヒーを飲みながら野鳥観察もできる!
ちょうど良いので、コーヒーを持って来てくれた時に、オーナーさんに聞いて見ました。
「さっき庭の木に、巣箱があったのですが、何の鳥が使ってるんですか?」
「今年は残念ながら来なかったんですが、去年まではシジュウカラが卵を産んで、毎年ひなが巣立っていってたんですよ。」
「シジュウカラが?」
「そこに餌台があって、色んな鳥が食べにきてますよ。」
オーナーさんが指さす方を見ると、今まさにシジュウカラが食べにきていました!
小さくて動きが機敏で、かわいいです!
この席を選んで大正解でした!
思う存分、野鳥を観察できて、鳥好きの私には打って付けの場所。
しばらく観察していると、数種類の鳥が入れ替わり立ち替わり、エサを食べに来ていました。
シジュウカラ、スズメ、キジバト、それに外来種のガビチョウなど。
お馴染みのスズメです。
キジバト。
そして外来種のガビチョウ。(嫌われ者らしいですが色がキレイ)
こちらは、シジュウカラとスズメのコラボです。(笑)
おもしろいもので、大きさが同じくらいのシジュウカラとスズメは、力関係は同等のようで、その時によって、どちらが餌場を確保できるかは運しだい? 力しだい?
自分より体の大きなガビチョウには、場所をゆずって、もっと大きなキジバトが来ると、みんな逃げてしまう。
鳥たちの社会が垣間見えて、面白いです。
見ると、すぐそばのバードバスに、水を飲みにシジュウカラが。
大きいキジバトも。
色んな鳥たちの生態を観察できる「ON THE HILL COFFEE」。
鳥好きの方にはオススメです。
オーナーさんにお礼を言って帰る時、こんなものをいただきました。
近くに住む写真家さんから渡されたもので、鳥好きの方に配ってるんです、とおっしゃってました。
横浜市青葉区にある「寺家ふるさと村」で見られる野鳥図鑑。
ありがとうございました!
お店のオススメポイント
- 引きたて、入れたての本格的コーヒーが飲める
- コーヒーの種類が多い(好みで選べる)
- コーヒーを飲みながら野鳥の生態が見られる
- デッキにはリードフック有り(犬の散歩中にも立ち寄れる)
- 森の中のようなシチュエーションで癒される
このような事に興味ある方には、ぜひオススメします!