「飲む点滴」と言われている「甘酒」。
健康に良いと分かっていても、温度管理が大変だったり、面倒な手順が多かったりすると、ズボラな私はなかなか手が出せません。
でも、甘酒は好きだし、作ってみたい!
という事で、ここでは、私が使ってみて良かった! と思う甘酒メーカーを紹介しながら、
作り方、注意点なども合わせてレポートして行きます。
なぜ甘酒メーカーを買おうと思ったのか?
最初、甘酒を手作りしようと思った時、一番に浮かんだのが、「炊飯器」を使うやり方でした。
どこの家庭にもある「炊飯器」を使えば、新たに購入する必要もないですし、保温機能を使えば一番、適任なのでは? と思いました。
が、日本人にとって必需品の「炊飯器」は、各種いろんなメーカーさんから様々なタイプのものが販売されています。
微妙に温度や、保温機能に差があるのではないか、と思いました。
そして、一番気になったのが、
「ご飯を炊いている時は、甘酒がつくれない!」
「甘酒を作っている時は、ご飯が炊けない!」
もちろん、使う時間帯をずらせば問題ないのでしょうが。
わたしは、そういう調整をする自信がありませんでした。(ズボラです)
あ、甘酒を作ろう。
あ! ご飯が炊けない! 仕方ない、今日はパスタにしよう。
それでも良いんですよね。
もちろん、冷凍ご飯もいざと言う時のためにストックしてあります。
災害用に、パックご飯も用意してあります。
でも、きっと甘酒専用の場所があっても良いんじゃないか、と思いました。
ズボラな私は、いつかダブルブッキングする可能性が高い。
あれこれ悩むくらいなら、買ってしまおう、と。
そして、どれを買おうか、近所の家電取扱店に足を運んだりしましたが、やっぱり品数が少ないこともあって、どうせ買うなら色々調べて、その中で最高のものを買いたい、と思い、ネットで探すことにしました。
私が選んだ甘酒メーカー
私が実際に買ったのは、
「NAKASA」の「甘酒メーカー」です。
株式会社”仲佐” という大阪の会社が製造しているもので、ネットで甘酒メーカーを探していて偶然、見つけました。
「NAKASA 甘酒メーカー」¥3600前後
決め手となったのは、中の容器が
「熱湯消毒できる」こと。
発酵させるので、もし雑菌が入ってしまったら、「発酵」ではなく「腐敗」してしまう事になるからです。
もちろん、外科手術のような殺菌、滅菌は一般家庭ではできませんが、なるべくリスクは減らしたい。
私が実際に説明を読んで確認した中で、熱湯消毒ができる、とうたっていたのは、このメーカーだけだったのですが、もしかしたら他にもあったかもしれませんし、たまたま見逃していただけで、もっとベストなメーカーがあったのかもしれません。
たまたま巡り合ったこのメーカーで作ってみたら、すごく良かったのです。
次のページでは、簡単でおいしい甘酒メーカーの使い方、甘酒の作り方を詳しく紹介して行きます。
甘酒の作り方と注意点
用意するもの。
- ごはん 400g
- 水 600ml (又は50℃程度のお湯)
- 乾燥米麹 200g
これだけです。
この材料でつくると、ちょうど1200mlの甘酒が出来上がります。
食べる量にもよりますが、私の場合、だいたい200ml前後を毎日食べて、一週間くらい持ちます。計算通りですね。
甘酒メーカー本体の他に、材料を入れて甘酒をつくるための容器があるので、まずは、それを熱湯消毒します。
中性洗剤できれいに洗った容器を用意。
ヤカンで2L弱の水を沸騰させて、容器の内側とフタの内側に回しかけます。容器に熱湯をしばらく溜めたままにしますが、材料を混ぜるのに使うスプーンも、その中に数秒くぐらせます。
※注意!! ステンレス製スプーンを熱湯につけたままにすると、熱湯と同じ温度になるのでやけどします!
説明書には、大きめの器に熱湯をためて、容器とフタをその中に入れ、数分間そのままに、とありますが、
私は、熱湯を回しかけるやり方で毎回作っていて、何も問題はありません。
大切なことは、熱湯消毒したあとの容器とフタを、ふきんなどで水気を拭き取らない事かと思います。
せっかく消毒したのに、うっかり雑菌をつけてしまう事にもなりかねないので。
数分置いたら、中の熱湯を気をつけて捨てます。
コツとしては、容器の上部に二箇所、フタをとめる突起があるので、そこを上手く持てば、捨てやすいです。
その中に、きれいに洗った計量カップで、水を600ml (又は50℃程度のお湯)、測って入れます。
水、又は50℃程度のお湯を使う理由
米麹に入っている酵素は、
60℃を超えると破壊されてしまいます。
すると、働きが弱くなったり、止まってしまう事もあるので、
混ぜる材料は、必ず60℃以下に覚ましてください。
そこに、ごはんを400g 入れます。
熱湯消毒したスプーンで丁寧によく混ぜます。
(ごはんが所々塊になっているのを、ほぐしておくと仕上がりがなめらかに)
そこに、乾燥米麹を200g 入れます。
私が使っているのはこれです。
「マルコメ」の「乾燥米こうじ」300g。
他にもいくつか使ってみましたが、私にはこの米麹がクセもなく美味しく感じました。
乾燥したお米の粒で、パラパラしてます。
スプーンでよく混ぜます。
こんな感じの量になります。
あとは、フタをして本体に入れて、
本体のフタもして、スイッチを入れます。
もともと、セットされているのが
「55℃ 8時間」
なので、そのまま右の赤いボタンを押せばOKです。
電源が入ると、右上のランプが赤く灯ります。
あとは、8時間、放置していれば、
おいしい甘酒の出来上がりです!
まとめ
出来上がりは、こんな感じです。
砂糖は全く使っていないのに、上品な甘さ、で美味しい。
出来上がり量は、1200ml ほど。1200ml の容器にちょうど収まります。
甘酒メーカーを使うメリットは、
- 手軽に甘酒が作れる。
- 8時間の間、他のことをやっていられる。
- 保存料や添加物が入ってないので、安心、安全。
使うごはんや、米麹、水によっても、微妙に味が変わると思います。
自分好みの甘酒を作って、楽しんでみてください。